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Final Stage 第5章:深窓の令嬢3

Penulis: 相沢蒼依
last update Tanggal publikasi: 2025-12-05 20:18:26

***

「そっかー。いろいろあったけど、ふたりで頑張ったんだ。結果オーライで良かったじゃん」

 こっちにいる間に頼んでいた物が手に入ったと、義兄さんからグッドタイミングで連絡があり、ホストクラブパラダイスに顔を出していた。

 2階にある事務所で向かい合わせに座り、これまであったことをかい摘んで説明したら、安堵のため息をつきながら美味しそうに煙草を口にする。

「あの色男の件については千秋の対応も悪かったけど、お前も相当大バカって罵っていいくらいに、最低な恋人を演じたものだね」

 義兄さんは呆れた言葉を吐き出しながらローテーブルに頼んでいた物を、静かに置いた。

「いくら、かかっただろうか?」

「ほらよ、これが領収書」

 小箱の横に置いてくれたので金額を確認し、財布からお金を取り出して、お釣りが出ないように手渡す。

「義兄さんが最初に提示してくれた額より、随分と安くなったね。これじゃあ、相手のお店の売上がないんじゃないだろうか?」

 俺としては大助かりなのだが、もしかして義兄さんが無理を言って、原価で仕事をさせた可能性があるなと考えた。

「従業員、御用達の店なんだよ。会員割引やら大量購入割
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    *** お客様駐車場に車を停め、エンジンを切ってシートベルトを外してから車の外に出ると、早くしろといわんばかりに小林に腕を掴まれた。ふたりでホテルに向かってひたすら疾走する。 竜馬が裏道を使ったお蔭で、約束の時間よりも8分ほど早く到着したというのに、そんなこと知ったこっちゃないという感じで慌てふためく恋人の背中が、なぜだか愛おしく見えた。 ホテルの中に足を踏み入れた途端に走るのをやめて、急ぎ足で二階へと続く階段を駆け上った。帽子を被ったまま豪勢な場所に入ることに躊躇いを感じたので、被っていた帽子を慌てて小脇に挟めた状態で、小林に引っ張られた。 されるがままでいたら、廊下を突き進む小林の足がピタリと止まった。「時間ギリギリって昔と変わらないわねー。疲れた顔したオッサンとイケメンの組み合わせが、すっごく似合わない!」 突き当りにある大きな扉の前にいる女性が、小林に指を差しながら声を立てて大笑いした。「行き遅れた女の笑い声が下品すぎて、疲れが余計に増えたんだ。人の顔見て笑うんじゃねぇよ!」(この人、○○グランドホテルのホームページで見た安藤 薫さんじゃないか!) 竜馬から手を放して両手の腰に当てながら苛立った様子で安藤に近付いていく小林の後ろを、微妙な表情でついて行くしかない。「今さっきここで式を終えたばかりだから、雰囲気が漂っていると思うわ。厳粛なムードもバッチリだと思う」 面白くない顔している小林を見ながら、柔らかくほほ笑んで仲の様子を教えてくれた安藤に、竜馬はぺこりと頭を下げた。「あの、ありがとうございます。ホテルの支配人さん自ら、こんなことをさせてしまって……」「へぇ……。うっかりしている小林の相手らしい、しっかりした人じゃないの。良かったわね」「茶化すんじゃねぇって。竜馬もこんな奴に頭を下げることはないんだ、いい加減にしろよ」 そんな文句を言った小林の頬は赤くなっていて、安藤とふたりでその姿を見て笑ってしまった。「私からふたりへのプレゼント第二弾として、チャペルで流れている曲をプレゼントしてあげるわ。それを聞きながら、永遠を誓ってくださいませ」 安藤が両手で大きな扉を開けると、奥の方にある祭壇が目に留まった。オフホワイトを基調としたあたたかな空間と参列者が座る椅子がバージンロードを挟むようにたくさん置かれていたのだけれど――

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